48期のキーワード「戦闘集団」について
About the keyword "battle group" of the 48th term
■CONTENTS 01 : 48期は「戦闘集団」に
■CONTENTS 02 : 戦闘集団とは?
■CONTENTS 03 : どうやって戦闘力を上げていくのか―闘い方について
COntents 01 : 48期は「戦闘集団」になります
CONTENTS 01: The 48th term will be a "battle group"
6月1日より、48期がスタートいたしました。
組織としては理念・価値観の共有は前提に(参考:社長日記「方針手帳」)、行動の質と量に意識を集中した「自走する戦闘集団」としての活動を行っていきます。
47期は新型コロナウイルス感染症の影響によるサプライチェーンの混乱に始まり、ロシア・ウクライナ問題に端を発した為替の変動、原料を始めとする資源の高騰を中心に、劇的に外部環境が変化しました。今期もこれらの影響は続くと予想しております。
引き続き短中期の活動は大切ですが、環境が厳しくなっているからこそ、長期の視点で未来を見据え、「闘う」ことがより重要だと考えています。
CONTENTS 02 : 戦闘集団とは?
CONTENTS 02: What is a battle group?
冒頭でお話ししたような厳しい環境が、あまりにも速いスピードでやってきました。市場やライバルに対して向き合い、よりお客様に選んでいただくという意識をもっと高めないと、気が付いた時にはお客様が離れてしまっているくらいの環境の変化が起きています。この難局を乗り切るためには、「自分たちのやりたいことをやり抜く」ということだけでは難しいと感じています。一方で、こうした環境は他社においても同様です。同じ条件下での変化であるならば、お役に立ちたいというサービスの気持ちと併せて、より戦闘意識をもった“攻めの販売活動”が必要になってきています。
戦闘とは言っていますが、ここで注意したいのは、戦う相手は他社やお客様ではないということです。ここでの戦闘というのは、あくまでも自組織や自分の内面においての話です。ビジネスにおいて、他社やお客様に対して戦おうとすると、勝っても負けてもあまり真の価値が残りません。
環境が厳しくなっている有事の今は、闘う時です。これからはスイッチを切り替え、ピンチをチャンスに変えていきます。
CONTENTS 03 : どうやって戦闘力を上げていくのか―闘い方について
CONTENTS 03: How to improve your fighting power-how to fight
10年前のオカフーズは“社内が有事”であったので、社員同士で足の引っ張り合いをしていました。私自身も社員と戦い、自分とも闘うことからは逃げていたので、今の外部環境に当時直面していたら「為替はどうにもならない」「赤字にならないだけまし」等の言い訳をしていたかもしれません。一倉定さんの言葉で「郵便ポストが赤いのも電信柱が高いのも社長の責任」というものがあります。今でこそ分かりますが、社内で戦うような社内環境を作り出していたのは、他でもない私自身でした。
今のオカフーズは、環境整備・岡塾・FISH活動(業務改善活動)を実践してマインドや大人軸が整ってきているので、社員同士での戦いは起こりません。有事である今のこの外部環境では、単なる他社との競争ではなく、ステークホルダーへ価値を届けるために、社内での切磋琢磨を通じて、土台である理念を前提とした戦闘能力を上げていく必要があります。
そしてそのために必要なのは、モチベーションとスキルです。モチベーションについては、「マイペースに、できるだけ、やりたいことだけ」をなくし、成果が出るまで熱量(緊張感や責任感)を高めること。スキルについては学習と成長(参考:社長日記「学習と成長」)を重ねて、能力(企画力や実践力)を向上させること。この2つと、会社や自分と本気で向き合う人数と活動量を掛け合わせることで、戦闘集団として組織は確固たるものになっていきます。
社員にとっては、大変で面倒くさいことに取り組まなければならないので、不快ゾーンに足を踏み入れることになります。しかし、戦闘集団として走りぬいたアフターコロナの世界では、今とは全く違う景色が広がっているでしょう。