出世魚「鰆 -さわら-」
- sawara -
出世魚と呼ばれる魚は複数あり、ブリ、スズキ、ボラなどが有名ですが、このサワラはその中でもかなりのスピード出世と言われます。 極めて小さな卵から仔魚は孵化し、当初は4mmほどの小さな体ですが、生後4日目くらいには大きく裂けた口に鋭い歯が生えてきて、他の魚の仔魚や甲殻類などを旺盛に食していきます。
生後1ケ月で5cm、そこから更にスピードが増し、生後1カ月半では10㎝を越えてきます。
そして1年後には50cm、2年で70cm、3年で80cmと、イワシやイカナゴなどの小魚を食べながら猛烈なスピードで大きくなっていきます。
大きくなるにつれてサゴシ⇒ヤナギ⇒サワラと呼び名が変わっていきます。
特に古くから食すことの多かった関西、特に瀬戸内海周辺では大きさ70cm以上、重さ2kg以上のものをサワラと呼び、価値のあるものとして位置付け、食用として愛されてきたようです。
近年では海水温の上昇の影響でしょうか、東北や北海道などでも漁獲され、その生息範囲を広げていることも注目されています。
癖のない柔らかな身質は特に焼き物として人気も高く、大衆魚として幅広く活用できる優等生でもあります。
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