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お魚辞典|サケ(秋サケ)・養殖鮭鱒編

2021.10.3OKAFOODS魚豆知識

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お魚辞典|サケ(秋サケ)・養殖鮭鱒

オカフーズのサケはココが決め手!

✓ その1 オホーツク海側・知床半島周辺のサケが狙い目!!

成魚のサケは、アリューシャン列島付近から生まれた川を目指して、夏から秋にかけて南下してきます。オカフーズは、9月〜10月中旬にかけての早い時期に取れる身質の良い、オホーツク海側・知床半島周辺のサケにこだわって仕入れています。

✓ その2 川に遡上する前にキャッチ!!

サケは、川に入り真水を飲むにつれて皮の銀色を失い、皮に赤褐色の斑紋が現れ、ブナと呼ばれます。身の色も白っぽく味も悪くなります。オカフーズは、オホーツク海沿岸に来遊してくる銀色のサケを狙って、海中に網を建てる定置網漁法で漁獲したサケを仕入れています。

✓ その3 原料の検品にこだわっています!!

色は光源の種類によって、白いものが赤味や青味を帯びて見えることがあります。これは、光の波長が違うためです。太陽光は、全ての波長の光がほぼ均等に含まれているので、白色に見えます。しかし、白熱灯は赤色やオレンジ色の波長の光が強く見えるため、オレンジ色のように見え、蛍光灯では青色に見えてしまいます。 原料買付時に正しく身色のバラつきを判断するために、太陽光の下で検品を実施しています。


☝豆知識

酒の母川回帰(ぼせんかいき)について

大人になって、生まれた川に戻ってきます!! 

 日本のサケ資源の大部分は、人工ふ化によって稚魚が放流されたものです。毎年、全国で稚魚が放流されますが、この稚魚は、アリューシャン列島近辺を回遊し、大部分は海で3回冬を過ごした後、7月頃から生まれた川へ向かいます。このように、生まれた川に戻ってくる事を、母川回帰と呼びます。


オカフーズ調達の養殖サケ・マスはココが決め手!

✓ その1 厳しい品質管理のもとで育ちました!!

チリの養殖場では、『いけす』(縦30mx横30mx深さ30m)を複数つなげて間に浮き橋を組み、反対側に同様の『いけす』をつないでいます。これをサイトと呼びます。一つの『いけす』に約40,000~70,000尾の鮭鱒を養殖しており、エサの管理、ネットの交換、海水の臭い検査などの、衛生管理を徹底しています。チリでは、海の環境を守るため、隣のサイトとの距離は最低2km空ける、養殖場の使用エリアの管理、使用するエリアは4年に1回使用せずに休ませるなど、健康な養殖鮭鱒が育つように、官民一体となって取り組んでいます。

✓ その2 骨を一本一本、心を込めて除去しています!!

鮭鱒の養殖業が盛んなチリでは、アトランティックサーモン、銀サケ、サーモントラウトの順で養殖されておりますが、銀サケは、そのほとんどが日本向けに製造されています。オカフーズは、チリで原料を買付け、チリからベトナムや中国の工場へ輸出します。受け入れ側の各工場では鮮度保持のため、加工時間の管理、切身の芯温管理をおこないながら、製品作りをしています。尚、骨取り製品は、機械ではなく、手作業にて、骨を一本一本確実に除去しています。 

✓ その3 最後まで大切にしています!!

人間のように、成魚であっても魚体の大きさには個体差があります。オカフーズでは、年間の販売計画に基づいた原料の買付けや、それぞれの魚体サイズにあった商品設計をおこない、魚をムダにしないような製造計画を立てます。また、切身製造中に発生した端材の商品開発にも力を入れています。


☝豆知識

養殖サケの業界用語

これを知っていれば、あなたも業界人!!

 グレードのランク

例えば、ウロコが一部無い、皮目にキズが有る等で、グレードが分けられます。プレミアム(1級品)→G-1(中間)→インダストリアル(1.5級品)

 原料の大きさの単位

鮭のドレス(頭・内臓を除去されている)は、ポンド単位で重量選別され、25kgになる様に1ケースに梱包されます。例えば、『2-4ポンド』サイズとは、25kg中に0.9~1.8kgのドレスが14~28尾入っている事です。

 フィーレの加工度合

切身やフィーレの形を整える事を『トリミングする』と言い、加工度をトリムA(加工度が低い)~E(高い)とランク分けしています。一般的に、骨を除去していないフィーレは『トリムA』、骨、皮全て除去しているフィーレは『トリムE』と呼ばれています。


サケ(秋サケ)の特性について

『魚を焼いたり、煮たりすると、表面に白い塊が付着した』とご指摘を頂くことがあります。原因として、加熱中に水溶性タンパク質が流出し、熱凝固したものだと思われます。食しても人体には無害ですが、見た目が悪いことから、オカフーズの『サケ塩焼』は、焼成後に表面に出てきた白い塊の水溶性タンパク質を、一切れずつ手作業で取り除いてます。そうすることで、サケの色が映えて、美味しそうに見えるように工夫をしています。

養殖鮭鱒の特性について

どの魚にも骨がありますが、通常、カマ骨・ヒレ骨・腹骨・中骨・ピンボーンと、5種類の骨で体を構成しています。養殖の鮭鱒の場合、極めて稀ですが、通常であれば骨が無い部分に骨が存在する個体があります。このような骨が身の中に埋まっていると、発見することができない場合があります。そのため、工場ではこのような稀なケースの残骨(発見部位・形状)に関して記録をとり、どのようにすれば骨を除去できるかデーターを分析して、作業者の技能を高める訓練に活用しております。

『おいしい』は『味』だけではない!!

✓ その1 『おいしさ』の要素いろいろ!!

『おいしい』を『美味しい』とも書きますが、実は『味』だけではありません。人には『味』を感じる『味覚』の他、視覚、嗅覚、触覚、聴覚の計五感覚があり、それぞれ『おいしさ』に関係しています。それも食材だけではなく、調理技術のほかに、TPO(食べる時の本人のコンディション、場所、場合)等の外部要因もあります。従って、心配事などあると食欲さえ失ってしまいます。

✓ その2 他の『おいしさアップ』要素も取り入れてみては?

視覚面:盛り付けや、配色で目を楽しませては?

 嗅覚面:食材を焼いた時の『焼き香』等を生かし、つくりたて感を強めては? 

触覚面:主菜と異質の歯触り・品温・大きさ・切り方を考慮した副菜を演出しては? 

聴覚面:歯切れのよいパリパリ音感のある副菜を添えては? 

等々、清潔な明るい環境の下で、気持ちよく食事をして頂くのが基本と言えます。 

(参考文献:中山正夫著 『多視点からのおいしさ向上発想』  FFIジャーナル誌 No.220(2015)他)

オカフーズのサケの人気商品

Plusサケ切身60g(骨取り)

日本人には最もなじみのある秋の味覚です。鮮度の良いサケの中から、身の赤いレッドグレードを厳選して使用しております。 焼魚や鍋物、フライ、ムニエルなど、彩りよく幅広くご活用いただけます。

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Plusピンクサーモン切身60g(骨取り)

アラスカ沿岸で漁獲されるカラフトマスです。北海道でも漁獲される馴染みのある魚種で、その名の通り桃色で柔らかい身はサケよりも好まれることもあります。

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Plusトラウト切身60g(骨取り)

自然環境に恵まれたチリ沿岸で地中海養殖されたニジマスの改良品種です。 脂乗りの良さと身の鮮やかな紅色が自慢、まさにおいしく賞味するために育まれた逸品です。

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サケ西京漬60g(骨取り)

サケの旨味と西京風味噌の風味が上品にマッチした、口当たりの良い漬魚です。

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サーモンホワイトソース煮(骨取り)

小さいお子様にも大人気の待望のクリーム仕立ての商品です! 「ふんわり」の独自製法により、ふっくらジューシーに仕上がり、冷めてもおいしく召し上がれます。

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焼サケほぐし身(骨取り)

丁寧に皮と骨を取り除いたサケに塩味をきかせて焼き、ほぐし身にしました。 焼きほぐし独特の風味が、おにぎりや混ぜご飯にした際に生きてきます。 スープの具材、麺類のトッピング等、幅広くご活用いただけます。

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