金目鯛の目はなぜ金色なの?
金目鯛は相模湾や駿河湾、伊豆半島など静岡県周辺の特産として古くから関東地方を中心に特にお祝いの席で重宝される高級魚でした。
近年は九州や四国などでも漁獲が増え、またニュージーランドやインド洋などで漁獲された冷凍品の流通も増え、全国的に消費される魚になってきました。
金目鯛の生息域は水深300-800mの深海ですが、この光の少ない深海でも効率よく餌となる獲物を見つけるために「金色の目」を持っているのです。この金色の光はタペータムという反射層が光を反射して放っているもので、この反射層を活用し少ない光を集めて獲物を見つけるという機能があります。通常光の情報は網膜に映りその情報を認識するわけですが、光が少ない場合には網膜に情報が映りませんので認識することが出来ません。ところが網膜の下にこのタペータムという反射層があることで、入ってきた光は網膜を透過し、タペータムで反射され、もう一度網膜に映ります。こうなることで少ない光でも効率よく見えることが出来るのです。ちなみにこのタペータムはネコ科の動物も持っていて、猫の目が光って見えるのもこのタペータムが光を反射しているからなのです。
暗い深海の底でも全く苦労せずに、小魚や海老などをたくさん食べてたっぷりと脂の乗った体に成長できる秘密がそこにありました。
◆◆◆12月の行事◆◆◆
7 日 大雪
13日 正月事はじめ(すすはらい)
22日 冬至
24日 クリスマスイブ
25日 クリスマス
28日 官庁御用納め
31日 大晦日 除夜の鐘