経営者対談~オカフーズとともに歩む~Vol.02
Vol.1に引き続き、岡代表取締役CHO(最高健康責任者)・濱田常務取締役・枝取締役の3名での対談の模様をお届けします。
社長と取締役の役割の違い/経営者の社員へ対する気持ちについて
―社長と取締役の役割について
枝取締役(以下、枝):ちょっと話がずれてしまうかもしれませんが社長は「今」のことを考えるのではなく
「先(未来)」のことを決定することが仕事だと思っています。「今」の仕事をしている社員の人からすると
「先」の仕事は大変かもしれませんが、後々楽になるための手をうってくれていて、それを振り返ると
「運がよかった」と思えるのかなと思います。
-------------先の仕事を社長が決定なさった際、濱田さん、枝さんの中で「え?」と疑問に思うことはないのですか?
枝:いつもそう!社長にしかわからず、私には「わからない」と有意識で思っています。
わからないことを恥ずかしがらず、全く言っていることはわかりませんが社長を信じて、「はいの実践」をしています。でも1〜2年後になんでそれを行ったかの理由がわかります。わからなくても素直にやってみることが
重要!悩む時間がもったいないです!
濱田常務取締役(以下、濱田):基本的に無茶なことを言うのが社長の役回りだと思っています。
社長はそうあるべきで、今の延長線上のことを言っていてはうまくいきません。
そして役員は社長の言ったことをいかに具体的に実行していくかが役割だと考えています。
岡代表取締役(以下、岡):社長は決定をする人、社員は実施する人、その間に役員の人がいます。そして社長の役割として一倉さんの本にも「社長は無理を承知で社員に頼め」と書いてあり、このことを役割として演じて実施しているだけなんです。意外と『無理です』と言われてもこなしてしまうのがオカフーズの役員や社員なのかなと思っています。
―経営者の社員へ対する気持ちについて
枝:『すごい』と思います。社員それぞれの持ち味があり、その持ち味をどうやって発揮させるかが私の仕事であり、それを楽しんでいます。皆さん助け合いができ、みんなで生産性をあげようとする協力体制があるのもすごいと思います。これは社長が仕掛けた、岡塾やFISH活動(業務改善活動)があったからだと改めて感じています。苦手な仕事や辛そうな顔で仕事をしている時はできるだけその仕事を外し、楽しい・得意な仕事をすることで会社の価値貢献につながるよう見守っていきたいです。
濱田:特に最近思うことは、どんどん進化しているオカフーズをオカフーズ社員の皆さん自身が楽しんでいるように感じています。他社と比較してオカフーズいいよね、ではなくオカフーズが変わることがいいよねと考えていて、
結果ふと周りと比較したときに1歩2歩先を行っていたことを感じることができます。
全員ではないかもしれませんが、少しずつそんな社員が増えていると思います。小さな成功体験を重ねて、変化
を楽しんでいると感じています。
岡:これも歴史から考えると感慨深いものがあります。常に会社の立場で、ある程度物事を考えなければなりませんでしたが、昔は『社員は使えない!社員は敵』だと思っていました。でも、その時代の社員達といい会社にしたいと思いました。今は敵というより『仲間』というような感覚があり、繋がりやお互いの信頼関係が強くなったのかなと私が勝手に思っています。ある程度仕事を任せたらやってくれ、その仕事の意を汲んでチャレンジしてくれるという信頼関係があるからこそ、無茶や無理が言えます。 昔は無理を言う時は「できない」とわかった上で言っていました。 また、できないと叱責するために無茶を言う構図でした。
濱田:本物のSですね(笑)。
枝:私はその時代のどっぷり経験者です(笑)。
濱田常務取締役(左) 岡代表取締役CHO(中央) 枝取締役(右)
-------------社員からすると、役員の皆さんが無茶なことを言っても、私たちのことを信頼してくれていると感じるので、不 安なくチャレンジできる気がします。信頼関係は一方通行では成り立たないので、社長↓↑社員という構図が オカフーズでは出来上がっているのかなと思いました。
岡:そういう意味では初めて自分を曲げ、自分の芯をブらしました。信じられない社員を信じられるかどうかではなく、信じると「決め」ました。でもそれが結果として今につながっています。